耕作破棄地を守り、あるいは再生させる 山形県高畠町の果物栽培農家の後継者集団
農業法人『くだもの畠』

果樹は機械化が難しい上に手間と苦労がかかる農業です。果樹王国山形と言えど、生産者の高齢化と後継者不足は深刻で、耕作放棄された農地も目立つようになってきました。
そんな耕作放棄地と新しい就農者とマッチングし、近代的な農法を積極的に取り入れ、高畠の果樹の歴史と伝統を守るべく立ち上がったのが農業法人「くだもの畠」です。

くだもの畠と熱中小学校のかかわり合い

高畠熱中小学校の生徒さん達が、学校のすぐ前の耕作破棄地を再開発しワイン用のブドウを植えたのが2015年。それ以来、くだもの畠メンバーの斉藤さんの指導の下育ててきた「時沢ブドウ」は。いよいよ2018年にワインの製造が始まります。
熱中小学校の行っている農業IoTへの取り組みも斉藤さんがモデルとなって、農業の新たな可能性にチャレンジしています。

目指しているのは伝統の尊守と農業の革新

高畠の果物栽培を発展させていくには1人じゃ難しいけど、みんなでやってみようと集まった4人でスタートしたくだもの畠。たちいかなくなった高齢者の農地を集団で管理、人手のかけ方を再検討、農地を守るだけでなく規模を拡大することに挑戦しています。
また昔から培ってきた農作業のプロセスをデジタルでdマニュアル化、果樹栽培の無経験の人でも参加できる仕組み作りに取り組むほか、農業IoTへの挑戦も進め、古い伝統と科学的な栽培の両立を目指しています。

  • 剪定作業

  • 秋の収穫

  • IoTセンサー

  • 農業IoT

くだもの畠の願い

果樹農業を活性化させたい、高齢化による衰退から守りたい。そんな思いで活動しているくだもの畠。そのためにも他の地区からも若い就農者を研修生として受け入れる体制を整えています。年間3人までの宿泊施設も用意。最初の研修生として仙台の若者を迎えたところです。
くだもの畠は会社として大きくなるのではなく、やめていった土地を持ち新しくやりたいという人にマッチングさせてあげられるようにしていきたい。そういう人の手助けになるような会社にしていきたいと願っています。