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釣りバカ浜ちゃんの「毎日が釣り日和」その2

マダイが魚の王様といわれる理由は、釣り味や姿が美しいからというだけではない。
釣りは友達づくりの秘密兵器。毎年同い年、同じ釣りバカ同士で師走の釣果報告会&誕生会をはじめて10年になる。真ん中は作家の夢枕獏さん、左は青い翼のI会長
春の鳴門海峡、青い翼の航空会社の会長さんの竿を絞った見事なサイズの桜鯛。

第2話 なぜマダイが魚の王様と言われるようになったのかの一考察

                    釣りは友達づくりの秘密兵器
 黒ちゃんが釣りの遊び相手としてマダイを意識し始めたのはつい最近のことである。関西に本社がある釣具メーカーS社の社長さん、垂直尾翼に青いロゴのついた航空会社の会長Iさんと毎年1回、桜鯛の季節に鳴門海峡にタイラバに行くようになってからである。
 おふたりとはいろいろな縁があって古くからの知り合いである。片や日本を代表する精密機械製造メーカーのトップ、もう一方は世界に羽ばたく航空業界のトップ、出版業界の片隅でひっそり生きていた一編集者が知り合う機会など普通はありえないおふたりである。
 ところが3人にはある共通点があった。それは(お二方には失礼かもしれないが)ともに周囲の誰もが認めるどうしようもない「釣りバカ」だということ。つまり「釣り」という共通の趣味がなければ絶対に起こり得なかった人間関係が釣りのおかげで生まれたのである。
 ことほどさように「釣り」という趣味は職業、性別、収入、年齢、社会的ポジション、場合によっては国境さえも軽々と飛び越えて人と人を繋いでしまうとんでもない「秘密兵器」である。黒ちゃんが会社を定年退職したあとシルバーIターンで高知に移住し、それまでまったく縁のなかった土地で人脈を築き、仕事を得ることができたのも、ひとえに「釣りという趣味」のおかげ。毎日釣りに足を向けて寝られない日々なんである(なんのこっちゃ)。
                     接待に使えるタイラバ
 さて、毎年恒例の鳴門の桜鯛タイラバツアーでいつも驚かされることがある。それは、同じ船に乗リ合わせた釣り師に対する鳴門の鯛たちの見事としかいいようのない(いや心憎いというべきかもしれない)対応ぶりである。どういうことかというと、まずは「順番」である。いつも決まって最初にI会長、次にS社長、次いで航空会社のS執行役員の順に竿が曲がる。ただの定年退職オヤジの黒ちゃんの竿にアタリが来るのはたいてい最後。年によっては一度も来ないこともある(トホホ)。
 これは黒ちゃんのウデのせいではなくて、あくまでも鳴門の鯛たちの配慮である(と信じている)。この順番はときにI会長とS社長の順番が入れ替わることはあっても、黒ちゃんと入れ替わることは絶対にない。「順番」の次は「サイズ」だ。最終的に2日間で釣り上げた鯛の大きさを総括してみると、ほぼ正確にエラい順に大きい鯛が釣れている。黒ちゃんが40cmならば、社長50、会長は60オーバーという具合である。恐るべきは鳴門の鯛、「長幼の序」を心得ている!(長幼の序の意味の解釈がやや違うし、負け惜しみに聞こえますかね)。
 釣りという趣味は社会的ポジションをやすやすと越えることができると前段で書いておきながら、ただ一つ例外があるということを書き忘れていた、「鯛釣りだけはちがう」と(笑い)。しかし、転んでもただでは起きない黒ちゃん、鳴門タイラバツアーの屈辱の中であることに気づいたのである。それは「タイラバは仕事に使える」である。
                  人間界の機微をよく知っている魚
 そもゴルフやマージャンに接待はあっても「接待釣り」というのはない。なぜか。それは釣りという行為が人間の思惑の及ばない神聖な自然の営みの中で行われ、人が手心を加える余地がないから。これは釣り師であれば誰しもが経験の中で突きつけられている厳然たる事実だ。しかし、タイラバだけは仕事に使える。鳴門の鯛に任せればよろしい(笑い)。そう思っていたら実際に鯛に仕事をしてもらった会社が現れた。なんと前出の青いロゴマークの航空会社である。
 アメリカB社製の最新鋭旅客機を日本で最初にこの会社が多数導入したことはご存知だと思う。その商談成立のお祝い会で、B社の釣り好きスタッフの「おもてなし」を鳴門の鯛たちが仰せつかり見事にその大役を果たしたのだ。いつもシアトルの海で釣りを楽しんでいるB社の釣りバカたちは、鳴門の海と鯛の素晴らしさを絶賛しつつアメリカに帰っていったという。
  いかがだろうか。鯛という魚の持つ底力の一端をあらわすエピソードではあるまいか。鯛が昔から魚の王様と言われ続けてきたのは、「姿が美しい」、「食べて美味しい」、「釣るのが難しい」などの希少性の理由に加えて語呂合わせもあり、祝い事に使われる「めでたい魚」の地位を築いたと思われる。
 しかし数度にわたる鳴門のタイラバ体験を踏まえて言わせていただければ、最大の理由はこの魚が人間界の機微を十分に熟知し、ことあるごとに人さまの願いを叶えてきた結果ではないか、というのが最近の黒ちゃんの主張である。心当たりのある方は黒やんにご一報いただければ幸いです(笑い)。
(日本釣振興会広報誌「日釣振だより」2017年2月号に掲載した文章に加筆して転載)

越知ぜよ!熱中塾教頭 黒笹慈幾

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Yasushi Kurosasa

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