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蜜蜂語り⑤ 流れ続ける生命

蜜蜂語り⑤ 流れ続ける生命01
蜜蜂語り⑤ 流れ続ける生命02
蜜蜂語り⑤ 流れ続ける生命03

 僕の今住んでいる小さな集落は、谷間に静かに佇み、四方を山々に、広がる雄大な大地に囲まれています。
それらは豊かな贈り物を毎日僕らに届けてくれます。
夜が明けて外に出ると、今では秋の澄み切った空気の中、山の背から顔を出したばかりの朝日が、暖かく清い日の光を全身に浴びせてくれます。
時に大地から立ち上る霧が、辺り一面、白一色の大気となって世界を包み、おとぎ話の世界に居るような幻想的な気分にさせてくれます。
紅葉に染まりゆく木々の間を走り抜けてくる風が、毎日、僕の元に深まりゆく秋の香りを運んできてくれます。
森が育んだ水が川となり、流れ、踊る水音に、風が木や草の葉が揺らし、その葉音が大地の歌となり、耳を大いに楽しませてくれます。
限りない生命の美しい営みを、その姿で、音で、色で、香りで語ってきてくれます。
毎朝毎朝そんな贈り物に包まれて、僕らは素晴らしい一日を迎えるのです。
皆さんも不快なニュースに溢れ、エネルギーを大量に使うテレビを消し、その代わりに広大で美しい世界を見てから一日を迎えてみてください。
 
 1ヶ月程前、僕は土を耕し、白菜や大根、小松菜や野沢菜等の種を撒きました。
それはゴマ粒程の小さな種でした。
そんな小さな種から本当に芽が出るのだろうか・・・そんな不安と、確かな期待を胸に、毎日芽が出るのを待ち続けました。
それは日々の暮らしの中の、小さく、それでいて力強い楽しみの種でもありました。
そして彼らは、堅い殻に、僕の不安を見事に破って、小さな芽を土から出しました。
暗く、深い眠りから目覚め、大地から広大な空へ向かって顔を出した芽。
生命力に溢れるその姿は、輝かしい喜びそのものでした。
彼らは肥料も何も与えなくとも、葉を虫達に囓られても、負けることなく力強く、毎日ものすごい早さで成長してゆきます。
一体あの小さな種のどこにこんな力が潜んでいたのか・・・生命の神秘を彼らはその体で、表現しています。
 
 奥会津に引っ越し、自分達で食べるものを少しずつ作り始めてから、日々沢山のことを大地から教わりつづけています。
僕らは生きるために、毎日他の生き物の命を頂き、食べています。
お米に野菜に豆に魚・・・彼らを食べた瞬間、彼らは僕の一部となり、僕自身となります。
小さなお米一粒一粒が、体の中で燃え、それが肉となり血となり、さらには感覚となり、思考となり、言葉となり、呼吸となり、足の歩みとなり、手の動きとなり、僕の中で更なる生となってゆきます。
自分で食べるものを育てると言うことは、自分自身の思考を、言葉を、文章を、足の歩みを、命というものを育てるということなのだと、育つ野菜達が教えてくれました。
自分自身を作るということを、多くの人達が他人に委ねてしまっているこの世の中において、自分の人生を生きる為に、食べる物を自分で作ると言うことがどれほど大切なことなのかを教えてくれました。

 また、アラスカの荒野を旅し、そこで出会った生き物達が、僕らは食べた命を、幸せにすることも出来るのだと教えてくれました。
例えば、お米が今までに見られなかった世界を、僕らは見せてあげることが出来るのです。
お米が稲穂に付いたままでは、大地に立ったままでは決して見ることが出来ない景色に、世界を、僕らが食べることにより、その命を体に宿して生きることにより、見せてあげることが出来るのです。
人との間で広がる楽しい会話、他の地に足を運んで見る美しい景色、布団の中で眠る心地よい眠り、生きているという躍動感・・・人間でしか味わえない世界を、それらお米が今まで体験できなかった世界を、お米に見せてあげられるのです。
それはお米の命の昇華そのものなのです。
意識を思い切り広げ、自然界に世界を見てみると、その命の昇華というものは、今この一瞬の間にも、ありとあらゆるところで、ビックバンの様に起こりまくっていました。
水は宙を漂い、雨となって大地に染み込み、川となり大地を流れ、海となり地球を潤し、木となり地を支え、動物となり地を駆け回り・・・水は多くの生き物たちの命を育みながら世界中を旅しています。
蚊はトンボに食べられて、野山を駆け回り、トンボは鳥に食べられて、さらになる広大な世界へと広がって生きていきます。
今までずっと水の中で生きていた鮭は熊に食べられて、大地にあがり、森の中を歩き回ります。
芽生えてから動かずに生きてきた草は鹿に食べられて山々を駆け回ります。
微生物は虫達に食べられることにより虫達の世界を体感し、虫達は動物達に食べられることにより動物達の世界を体感し、動物はさらなる動物に食べられ、食物連鎖はありとあらゆる命を成長させ続けています。
この地球は一瞬一瞬その深みを増しながら成長し続けているのです。

 僕らの体には、今までの人生で食べてきた果てしない数の命が宿っています。
食べられた彼らは僕らの体となって、どんな生き方を望んでいるのでしょうか。
周りを見ずに考えず、自己の欲を第一に、生きることでしょうか・・・。
地球に負担をかけ、汚し続けることでしょうか・・・。
食べた彼らの命を思い切り使い、地球という星を、生きとし生ける全ての生き物が調和に満たされ、緑溢れる星へと作っていくことでしょうか・・・。
今何をするべきか、地球が僕たち人間に何を必要としているのか。
日々の生活で出来ることは何か。
静かに静かに自分達の心と体に、耳を傾けてみてください。
食べて体に宿っている彼らの望む生き方をすれば、彼らは全力で僕達の力となってくれるはずです。
それは食べられた彼らの最高の供養でもあり、幸せそのものでもあり、僕らの幸せでもあります。
食べる前に皆が言う、「いただきます」という言葉。
その本当の意味を自分自身で深く感じ、食べ物を残さず食べて終わりではなく、その後へもその感謝の思いを行動として繋げていきましょう。

 蜜蜂達は寒さが鋭さを増してゆく世界の中で、冬を前に、最後の蜜集めを最後まで賢明に続けています。
もう少しで冬支度をし、蜜蜂達は越冬へと入ってゆきます。
周囲数キロに栄える草木の命が、巣の中に蜜として凝縮し、次の命へと繋がってゆくのです。
この世界は、大きな川のように、生命が留まることなく遙か昔から流れ続けているのです。
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ハチミツ

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友磨 八須

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1992年埼玉県生まれ。
自然の中で自然を愛しながら育つ。
24才の時に会社を辞め、カナダに飛び立ち、中古のカヌーを買い、荒野を流れるユーコン川を約5ヶ月間、1人漂流する。
帰国後、福島県の奥会津金山町に引っ越し、マタギの見習いになり、この地球を浄化するために生きている。

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